火の力を持つ国王様は愛も熱い
しかし、戦争の発端はエドワード王様の事とは関係ない。
「はあぁ……結局薬がないとエドワード王様助けられないのかよ……水の国ってライマーレ王国の攻撃から火の国を守る為に水の防壁作ったところを雷の電流流されて全滅したんだっけ?きっとライマール王国に沢山誘拐されて数も少なかったんだな!クソ!ライマーレ王国め!」
「……水の王族……何処かに残ってる可能性ないかな?ライマーレ王国に誘拐された人もいるんだよね」
ページを捲ると、このページからは少し内容が過激になっていてライマーレ王国に誘拐された水の王族は戦争の時に快楽の為に使い壊した挙句一人残らず惨殺されたと書かれている。
このページはまだアル君にはあまり見せたくないな…
私はサッと見てまたページを捲った。
すると、次のページには強い火の力を持つ者の力を水のの力を持つ者がどの様にして沈めていたかが記されていて、その内容に驚いた。
水の力を持つ者とのキスで薬と同じ効果を得る事が出来、性交により強い力を持ったまま力の制御をする事が可能となる…
だから結婚する事が多かったんだ。
内容を見る限りだと、ライマーレ王国よりも間違いが起こりそうだけど…友好的な関係を保っていたなら強引な事はしなかったのかもしれない。
エドワード王様の人柄を見ても、火の力の王族は昔から強い力を持っていようとも優しい気持ちの人が多かったのかも。