火の力を持つ国王様は愛も熱い
「ほら、エマからキスな?」
「…初めてキスした時は私からしたって怒ってたのに」
「エマからして貰いたい時もあるんだよ」
あの時はエドの事助けたくて焦ってたから出来たけど、いざ自分からするとなると恥ずかしい…
でも、私からしないと許して貰えない。
私はギュッと目を閉じてエドの唇にチュッとキスをした。
「え…早っ…一瞬で終わった」
「こ、これじゃ…許してもらえないかな?」
そう言うとエドは笑って今度はエドからキスをしてくれる。
「許すも何も別に何も怒っていないからな。リリィ姫のお供ご苦労だった」
「えっ…本当?」
「あぁ、その分今日の残りの時間イチャつき倒すけどな」
そう言うと、エドはそのまま私を抱き上げて立ち上がりソファへと移動する。
ソファの上で押し倒されると、また唇が重なる。
唇からエドの体温が上がるのがわかる。
昨晩気が付いた。
エドの火の力が強いからなのか、火の力を持ってる人が全員そうなのかわからないけど性的に興奮すると体温が上がるみたいで今からキス以上の事もしようとしているのがわかる。
「……暑いな。エマのキスが足りない」
エドはそう言って自分のシャツを脱ぎ捨てるとまた唇を重ねる。