火の力を持つ国王様は愛も熱い
熱を帯びた唇が離れるとメイド服の前ボタンを外されていく。
下着が露わになるとハッとする。
昨晩より明るいのに、最低限のお金で買えるような下着をエドに晒してしまった…こんな事なら貰える分のお金もっと節約して良い下着も用意しておけばよかった。気にしないとは言ってくれてたけど…
私は乱れたメイド服で下着を隠した。
「…あぁ、気にさせてすまない。こんなの脱いでしまえば気にする事ないな」
エドはそう言って私の背中に手を回して胸の下着を外して、脱がされたメイド服と床の上に落とした。
明るい中胸が露わになるのもまた別の意味で恥ずかしくてつい手と腕で隠してしまう。
「ほら、昨晩も同じ事して、何度も一緒に裸で寝ているだろ。今更恥ずかしがる事ない」
「夜はこんな明るくないし…それにいつもベッドの中であまり見えないから」
「そうか?朝はいつも…いや、なんでもない」
「へ……」
朝はいつもエドより先に起きてベッドから抜け出してるはずのに…いつもって…
「いつもって……いつもエドの方が先に…?」
「いや、いつもってほどでもないけどな?たまにだ。エマの寝顔が可愛いから仕方ないだろ!それに胸も触った事はないぞ」
「絶対たまにじゃない…」
「…まぁ、いつも我慢してた分触るけどな」
寝てた時とはいえ、見られてたなんて…恥ずかしい…
エドは私の手を握ると、胸から外して鎖骨の辺りにキスをする。
そしてエドの暖かい手が私の胸を包み込み先端を指で弾かれる。
「ンッ……」
「エマ……綺麗だ…エマの全てが愛しい」
エドは胸を愛撫しながら私の身体のあちこちにキスをする。
いつの間にかショーツまで脱がされていて、生まれたままの姿になった私の身体中にキスをする。
そうされると恥ずかしいのにエドが触れる場所全部が気持ち良くてまるでとろけてしまうようだった…