【完結】恋の恋愛包囲網〜刑事編〜
麻衣SIDE⑤
【麻衣SIDE】
「いいか、お前はここでおとなしくしてろ。 もしもここから逃げようとなんてしたら、お前を殺す」
警察や一織がいなくなった隙に、犯人は私を拉致してとある倉庫に監禁した。
「あなたは本当に……私を殺すつもりなんですか?」
椅子に座らされ、ロープで身体をぐるぐる巻かれた私は、身動きすら取ることが出来ない。
「だから、そうだって言ってんだろ!?」
犯人は怒りをぶつけるかのように、私にナイフを向けてくる。
「……私を殺したら、あなたは殺人犯になります。 それでも、いいんですか」
本当はナイフを向けられているから、すごく怖い。怖くて身体が震える。
でもそれでも、私は耐え抜いてみせる。一織が助けに来てくれることを信じてーーー。
「俺に口答えするな! お前は黙って俺の言うこと聞いておけばいいんだよ!」
犯人はさらに怒りを顕にして、近くにあった一斗缶を蹴り飛ばした。
「……っ」
ダメ……怖い……。怖くて泣きそうになる。
一織……。一織……。助けてーーー。
「お前はしばらくここに閉じ込めておく」
「えっ!?……あ、ちょっと!?」
「いいか、お前はここでおとなしくしてろ。 もしもここから逃げようとなんてしたら、お前を殺す」
警察や一織がいなくなった隙に、犯人は私を拉致してとある倉庫に監禁した。
「あなたは本当に……私を殺すつもりなんですか?」
椅子に座らされ、ロープで身体をぐるぐる巻かれた私は、身動きすら取ることが出来ない。
「だから、そうだって言ってんだろ!?」
犯人は怒りをぶつけるかのように、私にナイフを向けてくる。
「……私を殺したら、あなたは殺人犯になります。 それでも、いいんですか」
本当はナイフを向けられているから、すごく怖い。怖くて身体が震える。
でもそれでも、私は耐え抜いてみせる。一織が助けに来てくれることを信じてーーー。
「俺に口答えするな! お前は黙って俺の言うこと聞いておけばいいんだよ!」
犯人はさらに怒りを顕にして、近くにあった一斗缶を蹴り飛ばした。
「……っ」
ダメ……怖い……。怖くて泣きそうになる。
一織……。一織……。助けてーーー。
「お前はしばらくここに閉じ込めておく」
「えっ!?……あ、ちょっと!?」