【完結】恋の恋愛包囲網〜刑事編〜
潜入捜査となると、思ったより長いかもしれない。そんなに一織に会えないなんて、悲しすぎる。
でも一織は、必ず帰ってくる。 私はそう信じてるんだ。
「……よし、洗濯しよっと」
一織のシャツをしっかり洗って干してあげよう。次着る時に、ビシッとなるように。
「そうだ。一織の枕カバーも洗ってあげようかな」
一織のお気に入りの枕カバーを洗ってあげれば、一織もきっと喜ぶと思う。
帰ってきて寝る時、洗ってあげればよく眠れるかもしれないし。
「……一織の、匂い」
私は一織の匂いが大好き。一織の優しくて甘い香りが、いつも私を癒してくれるんだ。
だから私は、一織の香りが大好き。一織の匂いの嗅ぐだけで、安心するしホッとする。
一織が刑事だってだけでいつも不安になることも多いけど、それでも私は一織のそばにいたい。
一織と幸せになりたい。 一織は私にとって、とても大切な人だから。
「一織……」
潜入捜査期間は、一織と連絡は全く取れなくなる。それだけでもう、不安になる。
でも一織は必ず、私の所に帰ってきてくれる。家に帰れない日もあるけど、ちゃんと帰ってきてくれるんだ。
一織、私は一織のこと待ってるからね。