【完結】恋の恋愛包囲網〜刑事編〜
一織SIDE⑤
【一織SIDE】
「来栖さん、該当するであろう人物を見つけました!」
「何!? 本当か!?」
タイムリミットまであと十五分を過ぎた頃、ようやく美由紀であろう人物を特定した。
「はい。美由紀は、この女で間違いないです! 前科がありました、結婚詐欺で」
「結婚詐欺……」
アイツの言う通り、その美由紀って女は結婚詐欺の常習犯だった。 男性からもらった婚約指輪や貴金属を、質屋で売り払って金にしていたらしい。
被害にあった男性は、調べただけでも五人いた。そのうちのニ人は、犯人と同じように金を持ち逃げされていたことも分かった。
「美由紀は今どこにいる?」
「分かりません! ですが防犯カメラの映像を入手しましたので、顔認証システムでヒットするかもしれないです!」
顔認証システム……。もし前科がある人間なら、警察で情報登録をしている。
顔認証システムを使えば、美由紀を見つけられるかもしれない。
「すぐに、この顔を顔認証システムにかけてみます」
「頼む!時間がないぞ!」
「はい」
来栖さんの部下の小野田さんが、すぐに顔認証システムにかける。
「来栖さん、該当するであろう人物を見つけました!」
「何!? 本当か!?」
タイムリミットまであと十五分を過ぎた頃、ようやく美由紀であろう人物を特定した。
「はい。美由紀は、この女で間違いないです! 前科がありました、結婚詐欺で」
「結婚詐欺……」
アイツの言う通り、その美由紀って女は結婚詐欺の常習犯だった。 男性からもらった婚約指輪や貴金属を、質屋で売り払って金にしていたらしい。
被害にあった男性は、調べただけでも五人いた。そのうちのニ人は、犯人と同じように金を持ち逃げされていたことも分かった。
「美由紀は今どこにいる?」
「分かりません! ですが防犯カメラの映像を入手しましたので、顔認証システムでヒットするかもしれないです!」
顔認証システム……。もし前科がある人間なら、警察で情報登録をしている。
顔認証システムを使えば、美由紀を見つけられるかもしれない。
「すぐに、この顔を顔認証システムにかけてみます」
「頼む!時間がないぞ!」
「はい」
来栖さんの部下の小野田さんが、すぐに顔認証システムにかける。