少女端末
「や~え~こ。」


レナが満面の笑みで私を見ている。


「な、なに?」

「ライバル多いからねっ。頑張るんだよ!」

「え、な、なんのこと・・・!」

「分かってるって。応援します!」

「ちょっ、レナ・・・」

「協力するから!」

「いや、だから・・・」

「あ、先生いた~!」


前方から探していた先生が歩いてくるのを見つけ、レナは駆け寄っていった。

レナが鋭いのか、私が分かり安すぎるのか、どちらにしても話が大きくなってきた気がする。



教室へ戻ると、集合時間にはまだ少し時間があったが、担任の町田先生が来ていた。

先生は私達を見ると「おぅ。」と言った。















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