ラブストーン

『よう、実希!入学式眠かったな』

「あたしは眠くなかったよ。」


すげーな!とか言いながら付いて来る優也。

家が隣り同士だから帰る方向も同じになるから仕方ない、と思いながら歩く。


あの校長は絶対エロいだとか
生徒会長はガリ勉っぽいなとか
絶え間なく話をしてくる優也に耳を傾けて、時々返事をしたりしながら家へ向かう。


こうやって優也がする話を聞くのは嫌いじゃないんだ。

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