もう一度君に、

「俺は菅野。みんなよっしーって呼んでるぜ。
よろしく。
立井、顔も腕も真っ黒だなぁ。なにかスポーツしてるのか?」


「よろしく。あーサッカーしてんだよ。もう今日からサッカー部に入部するんだ。黒いとなんだか強そうで良いだろ。坂橋さんもそう思わない?」


急に話が振られ、びっくりしてしまった。


「え、そっ、そうなのかな?」

確かに黒いとなんだか強そうだけど、立井くんは体が細くひょろっとしていたため、強そうなイメージには見えなかった。


「坂橋さん、またビクってしたね。
濱ちゃんが教室入ってきた時も体がビクってなってたの俺見てたよー。面白いね」


緊張と恥ずかしさでますます顔が暑くなってきた。


「あんまりこいつのこといじんなよ、バカが移るぜ」


「移んないわよ!」


「ほんと仲がいいよな。羨ましい〜」

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