もう一度君に、
よっしーは小学生の頃からケイドロをしてもすばしっこく、なかなか捕まえられなかった。
廊下や他の教室を走り回り、1年3組の教室に知らない間に戻っていた。
私はよっしーを教室の隅まで追い込んだ。
にらめっこをし続け、ついによっしーが逃げようとした瞬間、逃げ道を無くすために手に持ったほうきをとっさに振り下ろしていた。
バキッ
振り下ろしたほうきが真っ二つに折れていた。
「坂橋!菅野!何してるんだ!」
濱ちゃんの声にビクッとなって、経緯を説明した。
私たちは放課後反省文を書くことになった。