囚われた花は、今日も愛でられる
「これなら誰にもわかりませんね!」

ホッとした萌花に対し、和馬も「そうだね。これなら誰にもバレないね」と嬉しそうに笑う。そして、和馬の運転する車で遊園地へ行き、たくさんのアトラクションで遊んだ。ここまでは、萌花は夢のように楽しい時間を過ごしていたのだ。だが、突然悪夢に突き落とされる。

遊園地から帰る途中、和馬が買ってくれたコーヒーを飲んだ後、萌花は気を失うように眠ってしまい、気が付いたらロリータ服を着せられ、可愛らしい部屋に閉じ込められていた。

「和馬さん、ここはどこですか?私、何でこんな服に着替えさせられてるんですか?」

戸惑い、恐怖が心の中に生まれていく萌花が体を震わせるたび、足につけられた枷がジャラリと音を立てる。その様子を見て、和馬は満足そうに笑っていた。

「やっと君を手に入れることができて嬉しいよ」

和馬は萌花を抱き締め、頭を撫でる。萌花は逃げようとするものの、和馬の腕の中でどれだけもがいても逃げられない。そんな萌花に、和馬は愛おしげな目をして頭にキスを落とす。
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