千早くんは、容赦が無い
「まー、元々前向きな方ですから。……ってか、昔のことよりこれからのことっしょ」
「これからのこと?」
私が首を傾げると、千早くんは途端に真剣な目になって見つめてきた。
「ち、千早くん……?」
「俺は亜澄のことが好き。そして亜澄も俺のことが好きって言ってくれた。それならさ、もう俺たち付き合うしかなくない?」
「あ……!」
千早くんの言葉に、今初めて私は気づかされた。
確かに私たち、両想いなんだ。
とにかく千早くんに自分の気持ちを伝えなくっちゃって、それだけで頭がいっぱいで。
その後のことを、私は今まで全然考えてなかったんだ。
で、でも千早くんの言う通りだよね。
今さらしり込みする理由なんてない。
――だけど。
「そ、そう……だね」
私は恐る恐る言葉を紡ぐ。
男の子と付き合うこと自体初めてで、しかもその相手がかっこいい千早くんだなんて、恐れ多く思ってしまって。
こんなの夢なんじゃないかって、やっぱり信じられなかったんだ。
だけど千早くんは、私の言葉を聞くなり瞳を輝かせて微笑んだ。
――そして。
「よっしゃ!」
「わっ!?」
「これからのこと?」
私が首を傾げると、千早くんは途端に真剣な目になって見つめてきた。
「ち、千早くん……?」
「俺は亜澄のことが好き。そして亜澄も俺のことが好きって言ってくれた。それならさ、もう俺たち付き合うしかなくない?」
「あ……!」
千早くんの言葉に、今初めて私は気づかされた。
確かに私たち、両想いなんだ。
とにかく千早くんに自分の気持ちを伝えなくっちゃって、それだけで頭がいっぱいで。
その後のことを、私は今まで全然考えてなかったんだ。
で、でも千早くんの言う通りだよね。
今さらしり込みする理由なんてない。
――だけど。
「そ、そう……だね」
私は恐る恐る言葉を紡ぐ。
男の子と付き合うこと自体初めてで、しかもその相手がかっこいい千早くんだなんて、恐れ多く思ってしまって。
こんなの夢なんじゃないかって、やっぱり信じられなかったんだ。
だけど千早くんは、私の言葉を聞くなり瞳を輝かせて微笑んだ。
――そして。
「よっしゃ!」
「わっ!?」