千早くんは、容赦が無い
7.これからの私たち
公認カップル
――私が千早くんにすべての秘密を打ち明けてから、一週間。
「おはよ、亜澄」
「あっ、陸。おはよう」
朝家を出て少し歩いたら、背後から陸が私に挨拶をしてきたので、私は振り返って挨拶をし返した。
そういえば陸が私に告白するという一件があってから、彼と朝学校に行くことはなかった。
別に私は避けていたわけじゃないけれど、こうして鉢合わせすることがなかったんだ。
陸が私に会わないようにしていたのかも……。
――だから。
「な、なんだか久しぶりだね。こうして朝に陸と会うの」
私が恐る恐るそう尋ねると、陸は少し気まずそうに笑った。
「……いや、だってさ。亜澄に告白した手前、なんか気まずかったし」
「あ……」
やっぱりそうだったんだ。
まあ、それはそうだよね……。
あれから、私と千早くんはそれまで以上に親密な関係になり、学校でもちょっと噂になるくらいの公認カップルとなった。
ちなみに、私が「ちぇりー」だって千早くんにちゃんと言えたことは、桜子が陸に話したらしい。
「おはよ、亜澄」
「あっ、陸。おはよう」
朝家を出て少し歩いたら、背後から陸が私に挨拶をしてきたので、私は振り返って挨拶をし返した。
そういえば陸が私に告白するという一件があってから、彼と朝学校に行くことはなかった。
別に私は避けていたわけじゃないけれど、こうして鉢合わせすることがなかったんだ。
陸が私に会わないようにしていたのかも……。
――だから。
「な、なんだか久しぶりだね。こうして朝に陸と会うの」
私が恐る恐るそう尋ねると、陸は少し気まずそうに笑った。
「……いや、だってさ。亜澄に告白した手前、なんか気まずかったし」
「あ……」
やっぱりそうだったんだ。
まあ、それはそうだよね……。
あれから、私と千早くんはそれまで以上に親密な関係になり、学校でもちょっと噂になるくらいの公認カップルとなった。
ちなみに、私が「ちぇりー」だって千早くんにちゃんと言えたことは、桜子が陸に話したらしい。