千早くんは、容赦が無い
3.グループデート!
桜子からのお誘い
次の日の昼休み、私はいつも通り桜子と一緒に教室でお弁当を食べていた。
「で、亜澄。『セン』くん……じゃない、千早くんとは昨日どうだったの!?」
お弁当を広げたらすぐに、桜子が勢いよく尋ねてくる。
「えっ、どうって……。まだ千早くんとは一緒に帰っただけだけど」
「だから、それがどんな感触だったの!?」
「えーとね……」
昨日のことを振り返って一番先に出てくるのは、やっぱり。
『毎日でも「好き」って言うから、覚悟しといて』
容赦のない、千早くんのその一言だ。
鮮明に脳内に蘇らせたら、心臓がまたドキドキしてしまった。
だけどこんなことを正直に言ったら、桜子のテンションは爆上がり間違いなし。
ますます「早く付き合っちゃいなよー!」なんて言ってくるだろう。
まだ落ち着いてゆっくり考えたい私は、とりあえずこう答えた。
「う、うん。学校のこととか趣味のこととか、いろいろ楽しく話ができたよ。今日も一緒に帰るんだ」
決して嘘をついているわけじゃない。
千早くんとの会話が楽しかったのは事実だ。
その後の衝撃発言は、やっぱり言い出せないけれど……。
「で、亜澄。『セン』くん……じゃない、千早くんとは昨日どうだったの!?」
お弁当を広げたらすぐに、桜子が勢いよく尋ねてくる。
「えっ、どうって……。まだ千早くんとは一緒に帰っただけだけど」
「だから、それがどんな感触だったの!?」
「えーとね……」
昨日のことを振り返って一番先に出てくるのは、やっぱり。
『毎日でも「好き」って言うから、覚悟しといて』
容赦のない、千早くんのその一言だ。
鮮明に脳内に蘇らせたら、心臓がまたドキドキしてしまった。
だけどこんなことを正直に言ったら、桜子のテンションは爆上がり間違いなし。
ますます「早く付き合っちゃいなよー!」なんて言ってくるだろう。
まだ落ち着いてゆっくり考えたい私は、とりあえずこう答えた。
「う、うん。学校のこととか趣味のこととか、いろいろ楽しく話ができたよ。今日も一緒に帰るんだ」
決して嘘をついているわけじゃない。
千早くんとの会話が楽しかったのは事実だ。
その後の衝撃発言は、やっぱり言い出せないけれど……。