地獄で待ってて
「じゃあ最初は、やっぱり鉄板の針山!」
何が鉄板なのだろうか?
彼女が指差す先は
正に阿鼻叫喚だった。
鬼みたいな(正確には鬼なのかもだが)自分よりも2回り3回り大きな人が針の沢山ある地面へと何度も人を落としていたり
針が沢山付いた山を血眼になりながら沢山の人が登っていた。
「ほら、見て見て」
彼女が針の地面へと手招きする。
針には落ちた人の血や肉片がついていた。
「あの人まだ生きてるでしょ」
「本当だ」