八千代くんのものになるまで、15秒


「あー……」


あれ?なんだかあんまり乗り気じゃない?



「お家の人は?」
「え?お母さんならいると思うけど……」

「そう。それならいいかな」



少し安心したような顔の梓希くんに首を傾げる。
まぁ、でもこれで無事に課題も進められそうだし……いっか。



「じゃあ行こ!お母さんにも紹介したい」
「はは、急に緊張してきた」

「大丈夫だよ。梓希くんは全部がパーフェクトだもん」





< 193 / 279 >

この作品をシェア

pagetop