゚・*:Plesance Sinfonia:*゚・
 月の光すら眩しかった。

リルは小さな小屋の窓から空を見上げていた。
ぼんやりと星の数を数えた。

そう言えば昔、エヴァと二人で流れ星を探したっけ・・・。


「痛っ・・・。」


突然の頭痛がリルを襲う。
米神のあたりに電気が走ったような痛みだった。

そこにドアをノックする音が聞こえる。


「リル?私、アリスだけど・・・入るよ?」


返事を待たずにアリスは部屋へと入った。


「お腹減った?ご飯はもう食べた?」


「さっき少し貰った・・・。」


食うに堪えない食事だったが、という言葉は口の中にしまいこんだ。


「リルに会いたいっていう人がいるの。
入ってもらっていい?」


会いたい人?

いくら記憶を辿ってもそんな人間はいなかった。



そこに、エヴァが入ってくる。



「お姉様・・・。」


続いてザックとハニーも入って来た。


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