花岡みやびの野望とそれに伴う隣人Aの葛藤。
そ…そっか。
処女じゃなくなる、イコール、そーゆうことをするってワケで。
そりゃそうだ。
わかってたはずだけど、はずなのに
「…んっ…」
須藤が私の首筋に唇を寄せた。
かかる吐息に、思わず身をよじる。
わかってたはずなのに、
たぶんほんとは、全然ちゃんとわかってなかった。
「す、すどー…」
「…なにその、舌ったらずの声」
身を起こした須藤の眉は、やっぱりまだ寄っていた。
「……思ったよりもクるんですけど」
「くる…?」
頭にくるって、ことかな?
そんなことを考えているうちに、須藤は焦れたように自分のシャツを脱ぎ捨てた。
均整のとれた綺麗な身体に、ゴク、と息をのむ。
そっか、私、ほんとに須藤と…