花岡みやびの野望とそれに伴う隣人Aの葛藤。
「「かんぱーいっ!!」」
缶ビールをコツン、と合わせて乾杯する。
時刻は午後6時。
なかなかいい頃合いじゃないだろうか。
「あー、なんかツマミも欲しいな」
「だねー。買い行く?」
「だな。お前どーせきゅうりだろ?」
「せいかーい。きゅうりにビール、最高っ!」
オヤジくさ、と須藤が笑った。
そっちもね!とすかさず返す。
コツ、と肩があたって。
気づいたら、思ったより須藤が近い距離にいることに気づいた。