記念写真を一枚
何だか、怪我を隠した一件から豚平さんを心配してしまう。
余計なお世話かもしれないが。
今はもうあの怪我はすっかり消えて元気になっていたが、あの後慎二さんに聞いた話によると放置していたら二度と治らなかったかもしれないとの事だった。
「豚平さん、いい加減終わりにしません?」
「それはこっちのセリフやで」
早くキングを引いてくれ。
そんな本音を画したまま、また彼とカードを並べて向き合うのだった。
「……いやぁ、面白いな」
「修も意地悪やな」
「お前が言うな」
「何のことめう」
「お互いがお互いを勝たせようとして、ずっとループしてやんの」
「しかもお互いそれに気づかず、ずっとジョーカーを引いてるめう」
「ハハハ、いいぞ。もっと潰し合うのだ!」
「……もしかして拗ねとんの?」
「さあ?二人だけで仲良くしてるのが面白くないなんて訳ないぞ?」
「幸雄もそんなこと言ってためう……」
余計なお世話かもしれないが。
今はもうあの怪我はすっかり消えて元気になっていたが、あの後慎二さんに聞いた話によると放置していたら二度と治らなかったかもしれないとの事だった。
「豚平さん、いい加減終わりにしません?」
「それはこっちのセリフやで」
早くキングを引いてくれ。
そんな本音を画したまま、また彼とカードを並べて向き合うのだった。
「……いやぁ、面白いな」
「修も意地悪やな」
「お前が言うな」
「何のことめう」
「お互いがお互いを勝たせようとして、ずっとループしてやんの」
「しかもお互いそれに気づかず、ずっとジョーカーを引いてるめう」
「ハハハ、いいぞ。もっと潰し合うのだ!」
「……もしかして拗ねとんの?」
「さあ?二人だけで仲良くしてるのが面白くないなんて訳ないぞ?」
「幸雄もそんなこと言ってためう……」