記念写真を一枚
豚平さんの表情がわかりやすくなった今、無表情というのは一番怖い。
怒ったときでさえ表情がある今、無表情な彼に違和感しかない。
なんなら頭の中で警報が鳴るレベルだ。
「努君の進化形みたいやなw」
「言われれば似とるなぁ!!」
確かに、この豚平さんは自分と顔つきが似ている。
自分と彼の写真を横に並べて遊んでいる人達は置いといて、スマホを取りだした。
「豚平さん、こっち向いてください」
「ん?どうしたん?」
豚平の隣に近づき、こちらを向くように言う。
彼が振り向いた瞬間、スマホのシャッターを切った。
「何しとるん!?」
「お、ええ感じにとれたわ」
「せやなぁ……じゃなくて!」
何がそんなに不満だったのか。
少し頬をふくらませて怒る姿は彼の童顔も相まって、幼い子供にしか見えなかった。
「笑っとりますやん」
「努君だって笑っとるやん」
実は写真を撮る時に自分が笑うのは数枚しかない、なんてこの人には言わないでおこう。
怒ったときでさえ表情がある今、無表情な彼に違和感しかない。
なんなら頭の中で警報が鳴るレベルだ。
「努君の進化形みたいやなw」
「言われれば似とるなぁ!!」
確かに、この豚平さんは自分と顔つきが似ている。
自分と彼の写真を横に並べて遊んでいる人達は置いといて、スマホを取りだした。
「豚平さん、こっち向いてください」
「ん?どうしたん?」
豚平の隣に近づき、こちらを向くように言う。
彼が振り向いた瞬間、スマホのシャッターを切った。
「何しとるん!?」
「お、ええ感じにとれたわ」
「せやなぁ……じゃなくて!」
何がそんなに不満だったのか。
少し頬をふくらませて怒る姿は彼の童顔も相まって、幼い子供にしか見えなかった。
「笑っとりますやん」
「努君だって笑っとるやん」
実は写真を撮る時に自分が笑うのは数枚しかない、なんてこの人には言わないでおこう。