丘の上の大きな桜の木の下で、また会おう
鈴嶺「ん…」
凱吾「あ、鈴嶺…起きた?」
鈴嶺「凱…くん…?」
凱吾「体調、どう?」
屋敷に、鈴嶺の見舞いに来ていた凱吾。
ベッド脇に腰かけ、鈴嶺の頭を撫でていた。
鈴嶺「今朝よりは……落ち着いたみたい…」
トロンとした目で見上げ言った、鈴嶺。
凱吾「何か欲しいものある?」
鈴嶺「……凱くん」
弱々しく、凱吾を呼ぶ鈴嶺。
凱吾「ん?何?水?それとも、何か食べる?」
凱吾は鈴嶺に耳を寄せ、鈴嶺の言葉を聞き取ろうとする。
鈴嶺「ううん…凱くんがいい…」
凱吾「え?僕?
………ごめん、何のことかわからない」
鈴嶺「凱くんが欲しい…」
凱吾「………」
鈴嶺「凱くん…早く…奥さん…して…?」
熱でボーッとしているのか、鈴嶺は想いをそのまま伝えてくる。
そしてそのまま、ゆっくり目を閉じ眠ってしまった。
凱吾「……/////」
やっと言葉の意味がわかり、顔や耳まで真っ赤にする凱吾。
凱吾(それ…反則だろ…/////
まずい…身体が反応する////)
ただでさえ鈴嶺を愛してやまないのに、この不意打ちのような言葉。
凱吾は、心と身体が爆発しそうになっていた。
今すぐ組み敷いて、抱き犯したい━━━━━━
そう思う程の、狂愛に侵されていた。
そこにノックの音が響いた。
紀信「鈴嶺、入るね」
紀信が入ってきた。
紀信「凱吾、鈴嶺は?」
凱吾「さっき少し起きたけど、また寝た」
紀信「そう…
………だいぶ、落ち着いてるね。良かった…」
鈴嶺の頬に触れ、頭を撫でた紀信。
凱吾「………」
紀信「熱も、ひいてるみたいだし。
ご飯は?凱吾、鈴嶺に何か食べさせた?」
凱吾「………」
紀信「凱…吾…?」
凱吾は無表情で、紀信を見ていた。
凱吾「…………それ以上、鈴嶺に触るな」
紀信「は?いいでしょ?変な意味はないんだから!」
凱吾「紀信がすると、変な意味になる」
紀信「は?」
凱吾「僕が気づいてないとでも?」
紀信「………だからって、凱吾から鈴嶺を奪おうなんて思ってないよ」
凱吾「わかってる。それに紀信じゃ、奪えない」
紀信「は?だったらいいじゃん」
凱吾「良くない。
奪える奪えないの話じゃない。
鈴嶺に触れることが問題だ」
紀信「はぁー、あのさ!
鈴嶺は凱吾の“物”じゃないよ」
凱吾「僕の鈴嶺だ」
紀信「だから、凱吾の“物”じゃない!
鈴嶺は、宝正 鈴嶺っていう一人の人間だよ!」
凱吾「でももうすぐ、羽柴 鈴嶺になる」
紀信「反対されてるのに?」
凱吾「あ、鈴嶺…起きた?」
鈴嶺「凱…くん…?」
凱吾「体調、どう?」
屋敷に、鈴嶺の見舞いに来ていた凱吾。
ベッド脇に腰かけ、鈴嶺の頭を撫でていた。
鈴嶺「今朝よりは……落ち着いたみたい…」
トロンとした目で見上げ言った、鈴嶺。
凱吾「何か欲しいものある?」
鈴嶺「……凱くん」
弱々しく、凱吾を呼ぶ鈴嶺。
凱吾「ん?何?水?それとも、何か食べる?」
凱吾は鈴嶺に耳を寄せ、鈴嶺の言葉を聞き取ろうとする。
鈴嶺「ううん…凱くんがいい…」
凱吾「え?僕?
………ごめん、何のことかわからない」
鈴嶺「凱くんが欲しい…」
凱吾「………」
鈴嶺「凱くん…早く…奥さん…して…?」
熱でボーッとしているのか、鈴嶺は想いをそのまま伝えてくる。
そしてそのまま、ゆっくり目を閉じ眠ってしまった。
凱吾「……/////」
やっと言葉の意味がわかり、顔や耳まで真っ赤にする凱吾。
凱吾(それ…反則だろ…/////
まずい…身体が反応する////)
ただでさえ鈴嶺を愛してやまないのに、この不意打ちのような言葉。
凱吾は、心と身体が爆発しそうになっていた。
今すぐ組み敷いて、抱き犯したい━━━━━━
そう思う程の、狂愛に侵されていた。
そこにノックの音が響いた。
紀信「鈴嶺、入るね」
紀信が入ってきた。
紀信「凱吾、鈴嶺は?」
凱吾「さっき少し起きたけど、また寝た」
紀信「そう…
………だいぶ、落ち着いてるね。良かった…」
鈴嶺の頬に触れ、頭を撫でた紀信。
凱吾「………」
紀信「熱も、ひいてるみたいだし。
ご飯は?凱吾、鈴嶺に何か食べさせた?」
凱吾「………」
紀信「凱…吾…?」
凱吾は無表情で、紀信を見ていた。
凱吾「…………それ以上、鈴嶺に触るな」
紀信「は?いいでしょ?変な意味はないんだから!」
凱吾「紀信がすると、変な意味になる」
紀信「は?」
凱吾「僕が気づいてないとでも?」
紀信「………だからって、凱吾から鈴嶺を奪おうなんて思ってないよ」
凱吾「わかってる。それに紀信じゃ、奪えない」
紀信「は?だったらいいじゃん」
凱吾「良くない。
奪える奪えないの話じゃない。
鈴嶺に触れることが問題だ」
紀信「はぁー、あのさ!
鈴嶺は凱吾の“物”じゃないよ」
凱吾「僕の鈴嶺だ」
紀信「だから、凱吾の“物”じゃない!
鈴嶺は、宝正 鈴嶺っていう一人の人間だよ!」
凱吾「でももうすぐ、羽柴 鈴嶺になる」
紀信「反対されてるのに?」