丘の上の大きな桜の木の下で、また会おう
丘の上の桜の木の下━━━━━━━

タキシードとウエディングドレス姿の、凱吾と鈴嶺がいた。

そして、宗匠、紀信、杏樹も。


杏樹「凱吾、鈴嶺」

三人「結婚、おめでとう!!」

凱吾・鈴嶺「ありがとう!」


桜の木が、大きく揺れる。


紀信「実和も、祝福してくれてるみたいだよ!」
宗匠「だな」

鈴嶺「フフ…」

杏樹「…………ねぇ!また、木に名前書かない?」

凱吾「それ、いい加減…器物破損だ」

宗匠「いいじゃん!」
紀信「相変わらずだなー」

鈴嶺「書こ?凱くん!」

凱吾「鈴嶺が言うなら……」


六人の名前の横に同じように、六人の名前が並ぶ。



五人で、実和の名前をなぞる。

鈴嶺「実和ちゃん、私達…実和ちゃんの分も幸せになるからね!」
凱吾「実和、ごめん、ありがとう」

宗匠「なんだ、それ」
凱吾「こっちの話」

紀信「実和、また僕達を会わせてくれてありがとう!」
杏樹「実和、ずっと見守っててね!」

宗匠「また、来るから!実和」





“丘の上の大きな桜の木の下で、また会おう”








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