憧れのあなたとの再会は私の運命を変えました~ハッピーウェディングは御曹司との偽装恋愛から始まる~
『先生…』


『この可愛い顔、誰にも見せないで…里桜は僕だけのものだから』


そう言いながら、また激しくキスをする。


こんなの…ズルい。


私、もう正気でいられないよ。


『…里桜…君は最高だ』


ううん、最高なのは千隼先生の方。


『…恥ずかしいです』


『照れなくていいから、僕といる時は本当の自分をさらけ出して欲しい。僕にだけ…ちゃんと里桜の全てを見せて』


本当の自分がこういう女だったなんて、顔から火が出そうだけど、でも…


私も先生にだけには素直な自分を見てもらいたいって…すごく思った。


『里桜、好きだ』


『千隼先生…私も…好き』


2人の時間はどんどん進んでく…


まるで、ずっと止まってた時間を取り戻すかのように。


眠ることも忘れ、私達はだだひたすらに抱き合った。
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