憧れのあなたとの再会は私の運命を変えました~ハッピーウェディングは御曹司との偽装恋愛から始まる~
『本当に可愛かった。里桜のこと…もっと好きになった。これからは先生と生徒でもない、部長と部下でもない、夫婦として一緒にいてくれないか?いや、そうしてくれ。僕にはそれしか考えられない』


夫婦…


その言葉、それって…プロポーズ?


ずっと人の幸せを見届けてきた私。


そんな私に、こんな幸せな瞬間が訪れるなんて。


『私と先生は身分も見た目も釣り合いません。それでもいいんですか?』


『里桜は可愛い。何度も言ってるだろ?それに、身分なんて何も気にしなくていい。両親も君を気に入ってるんだ。だから…何も心配しないで僕に着いてきてくれ』


ベッドで裸のままのプロポーズ。


こんな早い展開、想像もしてなかった。


だけど…


たまらなく嬉しい。


嬉し過ぎて私は、すぐにうなづいてニコッと笑った。


『ありがとう…里桜。絶対に幸せにするから』


『はい』


『結婚式はLUNA BLUで…いいな?』


『本当に?すごく嬉しいです』
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