憧れのあなたとの再会は私の運命を変えました~ハッピーウェディングは御曹司との偽装恋愛から始まる~
これ、夢じゃないよね?


こんな幸せがあっていいの?


『それから、今日からは千隼先生はやめてくれ。千隼でいい。僕達は夫婦になるんだから敬語もいらない。何でも分かり合える夫婦になりたい』


『…わかりました。恥ずかしいですけど、千隼さんって呼ばせて下さい』


こんな積極的な気持ち、私にもあったんだ。


知らない自分がたくさんいて戸惑うけど、今は全て前向きに考えたかった。


『いいね、それ。あとは敬語もやめて』


『あっ、はい、あっ、えと』


楽しい時間はすぐに過ぎていく。


私達は、2人でいつまでも話した。


気づけばお互い眠りについて…


朝を迎えた。


もっと一緒にいたい。


千隼さんは、その願いもすぐに叶えてくれて、私達はここで一緒に住むようになった。


結婚の話を進め、お互いの両親も喜んでくれた。


ホテルのみんなにも全て話して、2人のことはあっという間に知れ渡った。
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