浮気されたので、復讐します。
「分かった。別れるの、撤回してあげる。」

「本当か?」

「ただし、ひとつだけこの条件を守れたら、いいよ。」

「なんでもする。なんでもするっ、だから。」

「ちょっとそこで待っててね。」

そう言って連れてきたのは、ひとつ上の先輩だ。

「あんたは……」

「よっ、修斗くん。今彼女と大変らしいじゃん。だから、俺も応援しにきたんだよ。」


その先輩は女たらしで有名で、私が修斗と付き合っているときに、私に猛アタックしてきた人だ。

「なんであんたが……」
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