浮気されたので、復讐します。
「じゃあ、修斗。今から条件言うよ?条件は、10分間、なにがあろうとも、その場から動かない事。あ、手足も動かしちゃダメ。できる?」

「そんなの、簡単だ。」

「そっか。じゃあ、よーい、はじめ!!」

そう言った瞬間、先輩は私に覆いかぶさってきて、私の顔中にキスを落とす。


「な、なにやってんだてめぇぇぇ!!!」


修斗が動きそうになったので、わたしは軽く手で修斗にストップの合図を出した。


先輩は、耳や額、鼻にキスを落とすと、最後は唇に落とす。


最初は摘むように優しく、そして、だんだんそのキスは深くなっていく。


修斗は今にも泣きそうな顔で私を見ている。


私はそれを見て見ぬふりをして先輩の首に腕をまわした。
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