先輩と甘い初恋はじめました。

「ちょ、柊先輩!?」



小林に会ってないってことはこっちには来てないのか?


琥珀が行きそうなところ…………。


あっ、もしかして。


俺はある場所を思いついた。そこにいるかわからないけどとりあえず行ってみよう。


廊下を曲がり、廊下の途中にあるドアを開ける。



「…………いた。琥珀」


「律貴、先輩………」



ドアを開けると………中庭に続いている道があった。そこにあるベンチに座って泣いている琥珀を見つけた。


良かった、ここにいてくれて。


ねぇ、琥珀。


会わないって言ってたのになんで泣いてるの?


その理由くらい………聞いてもいいよね?


もうキミの泣き顔は見たくないんだ。琥珀への想いは………誰にも負けない。
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