先輩と甘い初恋はじめました。
最初に律貴先輩を見て思ったのがそれ。
シンプルなTシャツに、ジーパン、上着を羽織っているだけなのに、律貴先輩が着るとすごくかっこよくて。
スタイル抜群なのが見て取れる。
「ん?どうしたの」
「い、いえっ。なんでもありません!」
そのままぼーっと見つめていると、顔をのぞき込まれ、驚いて後ずさった。
か、かっこよすぎて見とれてましたなんて言えないよ!
「…………今日の琥珀、めちゃくちゃ可愛い」
赤くなっているであろう顔を冷まそうと後ろを向いた時、ボソリと律貴先輩がつぶやいた。
「えっ、律貴先輩、今可愛いって言いました?」
「うん。言った。琥珀はめちゃくちゃ可愛いって。独り占めしたいって」
「〜〜っ、そ、そこまでは言ってませんでした!」
律貴先輩ってこんなに恥ずかしいこと言うっけ?
今日の律貴先輩、甘すぎるっ!