先輩と甘い初恋はじめました。

こうなったらドキドキが吹っ飛ぶくらい遊園地を満喫してやるっ!


律貴先輩!


覚悟しといてくださいね!



***


「ち、ちょっと休憩………」



私はフラフラと近くにあったベンチに座り込む。


今はお昼をすぎて、しばらく乗り物に乗っていたんだけど………思ったよりも体力がなかったのか、終盤に差し掛かったところでギブアップした。


うぅ、昔はもっと乗り物乗れたのになぁ。



「ほら、だから言ったじゃん。休憩しなくていいの?って」



律貴先輩はそんな私を見て、水の入ったペットボトルを手渡してくれた。


休憩した方がいい、とは言われたけど律貴先輩の隣にいるとドキドキが止まらないので乗り物で気を紛らわしていた。


それなのに………自分からギブアップするなんて。


最悪だ〜。



「すみません………もっといけると思って」



貰ったペットボトルの水を飲みながら空を見上げる。
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