先輩と甘い初恋はじめました。

二人きりの観覧車。


トクトク、と2人の心臓の音しか聞こえないこの空間で。


私の、初恋は叶いました。


律貴先輩に、初めて恋をして。


素敵な誕生日プレゼントをもらいました。これからも律貴先輩の隣にいたいです。



「なぁ、キス………していいか?」



するり、と私の髪に指を絡ませると熱っぽい視線でそうたずねてきた。


な、なんで許可なんかとるの………!?



「…………もちろんです。私は律貴先輩のことが好きなので、許可なんかいらないですよ」



律貴先輩を見て、にっこり笑うと、



「………んっ、………」


「はぁ、ほんと、俺を煽るのうますぎ。ここ、遊園地だってわかってる?」



あ、煽る………?


律貴先輩はキスの合間にそんなことを言ってきた。何度も何度もキスが降ってくる。


苦しいはずなのに、幸せだった。



「ん、………律貴、先輩………はぁ……んっ、んん〜………」
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