先輩と甘い初恋はじめました。

初めての大人のキスは、甘く、ほろ苦がったです。



「とりあえずここまでな」



観覧車が下につこうとする時、ようやく律貴先輩が離れてくれた。


くちびるはジンジンと熱くて、クラクラする。


り、律貴先輩、余裕過ぎない?



「降りよっか。俺のお姫様」


「はい!」



お姫様、なんて少し照れるけど。


私、律貴先輩の彼女になったんだ。


観覧車を降りる時はもう、ただの先輩後輩の関係じゃない。


カレカノなんだ。



「律貴先輩………!これからもよろしくお願いします」



幸せそうに笑う律貴先輩に向かって、これからもずっと隣にいることができるように、頑張ろう。


先輩と甘い初恋はじめました。
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