先輩と甘い初恋はじめました。

ードキッ。


い、家に誰もいないって………それってつまり律貴先輩と2人きり!?


嬉しいような、恥ずかしいような、そんな気持ちが混ざりあっている。


『いえ、一人で行きます!道は覚えているので大丈夫ですよ!じゃあ、午後の1時頃行きますね』


『了解。待ってる』


メッセージのやり取りが終わってスマホの画面を閉じる。



「…………ふへへ。律貴先輩に誘われちゃった………急いで準備しなきゃ!」



時刻は11時30分。


私は準備をするためにクローゼットを開けた。



***


忘れ物ないよね。


リュックに勉強道具と財布とスマホとお菓子を入れてワクワクしながら家を出た。


律貴先輩の家は久しぶりだからドキドキする。


しかも、ふ、2人きり………。


考えただけで心臓爆発するっ。



「あー、もうっ!早く行こっ!」



いろいろ考えすぎないように足早に律貴先輩の家へ向かった。
< 178 / 184 >

この作品をシェア

pagetop