先輩と甘い初恋はじめました。

ジュースを飲みながら淡々と話す由香。


私は何を言っているのかわからず、頭の中がはてなマークで埋め尽くされる。


学校の、アイドル?


確かにかっこいいとは思うけどそこまでなの?



「勉強もできて、運動神経も抜群。オマケにあのパーフェクトフェイスだよ!?この学校で知らない人がいないと思わなかったけどまさか私の親友が、柊先輩のことを知らないなんて………」


「ちょ、ちょ、由香?どうしたの」



なんか軽くディスられてる気がする。


心に引っ掛かりを覚えながらも、ベラベラと律貴先輩のことを話す由香を呆然と見つめる。


えっ、由香ってもしかして………



「律貴先輩のことが好きなの?」



そこまで言ってはっと口元を押さえる。やば、つい我慢できなくて言っちゃった。


由香が本当に律貴先輩のこと、好きだったらどうしよう…………。


って、ん?


なんでどうしようなんだ?
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