S級な先輩の溺愛。
宣言
「森島さんさぁ、本当に彼氏いないの?」
「いないですよ。」

「ふーん。じゃあ、俺、本気で森島さんの彼氏になれるように頑張るわ。」
「え?」
「森島さんさぁ、毎日、花の水やりやシンク周りのこと、机拭き、棚の整理、やってくれてるじゃん?」
「あー、知ってたんですね?」
「うん。それに本当に嫌な顔1つせず、やってくれて、すごいなぁって。」
 めちゃくちゃ恥ずかしくなった。
 
『絶対、今、顔赤い。』

「3年前から、ずっと好きだったんだぁ。
だから、実は、森島さんがオシャレなことも知ってたし、せいの彼女の友達なのも知ってて、合コン開いてもらった。ごめん。」
「ありがとうございます。そんな嬉しいこと言っていただき・・・。」
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