ショップラブ☆(短編)
「僕が勝手に作ったものなんで、数量限定ですよ。」
初めて、
こんな笑顔みた。
営業スマイルかな…?
なんかクールなイメージがあったから…不思議だなあ。
『この英語も……自分で考えたんですか?』
“I can't loving you”
あなたを愛さずにはいられない
あなたに恋をせずにはいられない
って感じの意味だよね。
「それは僕が知ってる小説の中の言葉なんですよ。その言葉すっげえ気に入ってて…」
松田さんは照れくさそうに笑った。
『素敵ですね。これ買います。』
「ありがとうございます。」
かっこいい。
いつもお客さんとして見てた人が
今日は店員さん。
思い出してくれないかな?
私のこと。