ショップラブ☆(短編)
松田さんと久々に会うことになった休日
私は楽しみな気持ちで顔がニヤけるのを我慢しながら家を出た。
駅の近くの時計台の前で待ち合わせ。
私が着くと、もう松田さんは時計台に腰掛けて待っていた。
『ごめんなさい、遅くなって。』
「僕も今来たとこだから。」
松田さんの笑顔は
疲れた私の心を楽にさせる。
あんなにも遠かった
何も知らなかった松田さん
こんなに近くにいるなんて
1つ1つの行動や、時間ってすごい変化をよぶんだね。
「どこ行こっか。時間いっぱいあるし、どっか行きたいとこある?」
『……………遊園地…行きたい。』
付き合ってもないのに
遊園地なんて図々しいと思われたかな?
でもずっと夢だったんだ。
好きな人と遊園地。
松田さんは私の恋人ではないけど、
好きな人なんだ…。
せっかくこんなに仲良くなれたから………
って私、
また欲張りになってる