ショップラブ☆(短編)
「いいよ。行こうか!」
松田さんは笑って賛成してくれた。
遊園地に着いてから
色んな絶叫系の乗り物を乗ってはしゃいだり
アイスクリームを食べたりして
まるで付き合っているカップルが普通にデートしているみたいだった。
付き合ってなくても松田さんの隣にいれる私は
幸せだと思う。
ひととおり騒いだあと
観覧車に乗った。
向かいあって座った
松田さんの顔を夕日が照らしていて
心臓の音が高鳴った。
静かな空気の中
松田さんが口を開いた。
「高崎さんには…本当に感謝してるよ。」
感謝…?
私は感謝されるようなことは何もしてない。
むしろ、私が松田さんに感謝したいよ。
こんな私と、仲良くしてくれてありがとう。