シュクリ・エルムの涙◆
多分あたしが今持っている記憶は、ちゃんと事実なのだろう。インターデビルにサリファを閉じ込め、シュクリはエルムと共にヴェルへと帰還し、あたしはアッシュとルクの乗ったエアクラフトに救われて……でもそうすると、この飛行船は誰の物だろう? カプセルではなく、普通の寝台があるのはとても珍しい。
「あ……」
その時足先の扉が開いて、入室する音が微かに聞こえた。両手が拘束されているので、反動をつけて上半身を一気に立ち上げる。見えた姿は驚いて、瞬間動きを止めた──けど!
「あっ……ルっ、ルヴィ──!!」
「マ、ママ! ママ──!!」
その肩に乗っていたピータンが、そして涙の溢れ出したママがいきなり飛びついてきて! 驚きに飛び上がったアッシュとルクは、寝ぼけ眼から一転してビックリ眼へ、やがて嬉しそうな笑顔であたし達を見守ってくれた!
「良かった! 良かった~本当に無事で!!」
「うん! 沢山心配掛けてゴメンね、ママ……」
ようやく本物のママに会えて、ようやく本当のママに触れることが出来て──ようやく全てが終わったのだと実感する。けれどその途端、あたしの身体が「悲鳴」を上げた。
「ル、ヴィ……??」
「えぇと……エヘヘ。あの、あのね……あたし、ホントにっ……おなかぁぁぁ、空いた──!!」
心からの叫びにビックリ仰天!! 全員見事に固まりました~!!
★ ★ ★
「あ……」
その時足先の扉が開いて、入室する音が微かに聞こえた。両手が拘束されているので、反動をつけて上半身を一気に立ち上げる。見えた姿は驚いて、瞬間動きを止めた──けど!
「あっ……ルっ、ルヴィ──!!」
「マ、ママ! ママ──!!」
その肩に乗っていたピータンが、そして涙の溢れ出したママがいきなり飛びついてきて! 驚きに飛び上がったアッシュとルクは、寝ぼけ眼から一転してビックリ眼へ、やがて嬉しそうな笑顔であたし達を見守ってくれた!
「良かった! 良かった~本当に無事で!!」
「うん! 沢山心配掛けてゴメンね、ママ……」
ようやく本物のママに会えて、ようやく本当のママに触れることが出来て──ようやく全てが終わったのだと実感する。けれどその途端、あたしの身体が「悲鳴」を上げた。
「ル、ヴィ……??」
「えぇと……エヘヘ。あの、あのね……あたし、ホントにっ……おなかぁぁぁ、空いた──!!」
心からの叫びにビックリ仰天!! 全員見事に固まりました~!!
★ ★ ★