王子な兄(仮)に出会ったら過保護になってめっちゃ構ってきます


一気に距離を詰められて、フォルテ先生の剣が目の前に迫る。

それを、同じく剣で受け止め横に流す。

「…あなた、魔物と戦ったことがあるでしょう」

「っ、ありますけど」

次から次へと繰り返される攻撃を受け止めながら問いかけに応える。

「やっぱりね。あなたには魔力が有り余ってるけど、身体能力も人並み以上よ」

「…っ。そう、ですかっ」

「剣はあまり握ったことはないようだけど、磨けば光る原石ね」

フォルテ先生の言う通り、何度か近くの森に行って魔法や魔法で作った剣で魔物と戦ったことがある

「ロイス(ズィウン先生)の授業だけでなく、私の授業も検討してみてね。…っと」
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