王子な兄(仮)に出会ったら過保護になってめっちゃ構ってきます


「昼食が終わったら、次は魔法のテストよ~。みんな頑張ってね~」

ひらひらと手を振ってフォルテ先生は去っていった。

(全然、疲れてないみたい)


「リィラ、すごいじゃないっ。あんなに強いだなんて」

「い、いえ。そんな…」

レイチェルに褒められて、頬を染めて嬉しそうに笑っている。

「確かにすごかったな、リィラ嬢」

「ほんとほんと、フォルテ先生も褒めてたものね」

「へへっ、ありがとうございますっ」
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