王子な兄(仮)に出会ったら過保護になってめっちゃ構ってきます
「クフォードのことは名前で呼んだりしてるけど、僕やレーウィスは呼んでないよね」
「それに…、クフォードだけには親し気というか…」
「え!?それって、恋愛的な意味でってこと!?」
ルシアンが座っていたソファから少し腰を上げて、レーウィスを問い詰める。
「いや…。それとは少し違うような…」
「なんていうのかな…。あっ、兄的な?」
「あぁ、それだ。兄として慕って…」
「やめろ」
突如、クフォードが低い声でキースとレーウィスを制止する。