王子な兄(仮)に出会ったら過保護になってめっちゃ構ってきます
ー森の奥へと誘導されたけど、普通に帰るー
一昨日、謝罪してきたクラスメイトたちが話していた通り、今日は授業の予定が変わったと言われ
伝えに来た数人のクラスメイトと、裏の森に向かっている。
その中には、謝罪をしてきたものもいたが、
昨日話した通り、しばらくはレイチェルたちの仲間として動いてもらう。
「あっ、私、教室に忘れ物しちゃった」
「なら、俺も一緒に行くよ。一人じゃ危ないし」
「あぁ~、俺、先生に授業に使う魔道具を持ってくるように頼まれてたんだった。…悪いけど、君も手伝ってくれない?」
「う、うん」
「ルージュさんは、先に行ってて。看板の通りに進めば着くから。それじゃ」
そう言って足早に去っていった。