王子な兄(仮)に出会ったら過保護になってめっちゃ構ってきます


動揺で目が泳ぎ、顔面蒼白になるクラスメイトたち。

中には、レイチェルを見て助けを求める者もいたが

レイチェル本人が動揺しきっているので、どうしようもない。


「ま、まさか、学園に提出なんてしないわよね?」

「さぁ、私は何のことだか。…でも、この後の皆さん次第じゃないですか?」


会話を聞いていたのがルージュであるという決定的な証拠がない以上は

クラスメイトたちに成す術はない。
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