王子な兄(仮)に出会ったら過保護になってめっちゃ構ってきます
「この私が、庶民なんかに脅されるなんて…っ」
レイチェルは、みんなから集まる非難の視線と
脅されたことに対する怒りで教室を飛び出していった。
「あっ、レイチェル様っ」
「待ってくださいっ」
取り巻きたちも、バタバタと走り去っていく。
「ね、ねぇ?私たちは別に好きでやってたわけじゃないのよ?」
「そうよ、立場の強い方に言われたら従うしかないのよ」