王子な兄(仮)に出会ったら過保護になってめっちゃ構ってきます


「今回はクフォも悪いよ。僕に自慢して、その気にさせたんだからね」

「…だがまさか、突然会いに行くと言い出すとは思わないだろ」

クフォードは後悔するように頭を抱える。

「でも、会いに来てよかったよ。…君に会えてよかった」

アルフェンがルージュに向けてにっこりと微笑む。

「クフォの言う通り、成績も優秀で。将来が楽しみだね」

「そうだろう?ぜひとも生徒会に入って、いつか王城で働いてくれたら嬉しいんだが」

生徒会に入ることは断ったはずだが、まだあきらめてなかったのか。
< 213 / 421 >

この作品をシェア

pagetop