王子な兄(仮)に出会ったら過保護になってめっちゃ構ってきます
「ねぇ、僕からも質問いいかな」
「なんでしょう」
「答えたくなかったら、答えなくていいからね。
…ルージュちゃんは、何を隠してるの?」
向かいに座るキースは、眉を寄せて心配そうな顔をしている。
「最初にあった日から、君が何かを隠していること
何かを背負っていることは気づいてたよ」
「…知ってどうするんですか?」
「君が背負うものを少しでも軽くしたい」