王子な兄(仮)に出会ったら過保護になってめっちゃ構ってきます


扉の近くに立っていた騎士によって会場の扉が開かれる。


一瞬、まぶしさで目を閉じる。

中は学園の会場とは比べ物にならないほどの広さと、人で溢れかえっていた。

(これだけの人が、クフォード殿下の卒業を祝うために集まったってことか)


改めて、クフォードのすごさを目の当たりにする。

「ではルージュ様、私はここで失礼させていただきます」

ここまでついてきてくれたカーラはパーティーの手伝いの為、ここでお別れとなる。
< 293 / 421 >

この作品をシェア

pagetop