王子な兄(仮)に出会ったら過保護になってめっちゃ構ってきます


「えっ…」

突然のことで固まるが、手を取らないわけにはいかない。

「兄上め…、抜け駆けするとは…」


ルージュが、中央へと向かう後ろでクフォードがつぶやいていた。


周りとはと言えば、驚きでざわざわが加速していた。

音楽隊は仕事を全うするため、音楽を奏でる。

音楽に合わせてステップを踏む。
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